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水道の蛇口が固い…自分でできる修理方法を解説!

水道

2021.08.30

最終更新日:2021.08.30

毎日の生活に欠かせない水道。いつも通り蛇口をひねって水を出そうすると、いつからか固くなって上手く回らないこともあることでしょう。
水道の蛇口が固くなったまま放置してしまうと、部品が破損したりより悪化してしまうなどのトラブルを引き起こします。
この記事では、固くなってしまった水道の蛇口を自分で修理する方法を解説します。原因と修理方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

蛇口が固くて回らなくなる原因は?

蛇口が固くなってしまう原因は様々です。よくある原因をご紹介します。あなたの家の蛇口はどれが当てはまるか調べてみてください。

 

グリスが切れている

グリス

蛇口が固くなる一番の理由はグリス切れです。グリスとは蛇口をひねりやすくするための潤滑油のことです。
蛇口には様々な部品で構成されており、部品の間に塗布されているのがグリスです。
経年劣化でグリス切れが起こり、蛇口が固くなってしまいます。

 

サビている

単水栓のサビ

蛇口がサビによって固くなってしまうこともよくある原因の一つです。
水回りの部品はサビに強いステンレスでできていることがほとんどですが、長年使用しているとステンレス製でもサビてしまうこともあります。

 

ミネラルが結晶化している

蛇口にある白い結晶が原因で固くなる

水道の蛇口から出る水にはミネラルが含まれています。蛇口に白い塊が付着している場合は、ミネラルが結晶化して固まってしまい、それにより蛇口が固くなってしまっています。水滴が残ったままにしてしまうと起こりやすい現象です。

自分で固い蛇口を修理する方法

蛇口が固くなってしまう代表的な原因をご紹介しました。
ここからは固い蛇口を自分で修理する方法を解説していきます。基本的には部品の交換や洗浄などを行って修理していきます。
部品を交換する際は、原因箇所を特定した上で必要な部品を用意するようにしましょう。

なお、修理は蛇口を分解して行います。「モンキーレンチ」という工具が必須になりますので、あらかじめホームセンターで購入するなど準備してから行うようにしましょう。

 

部品の交換

部品の交換と言えど、蛇口には様々な部品があります。
ここでは「パッキン」「スピンドル」の交換方法をご紹介します。

※ここでは単水栓の蛇口が固いことを前提に部品の交換方法を解説していきます。

  

パッキンの交換

単水栓の分解方法

まずは水道の元栓(止水栓)を閉めましょう。止水栓の位置については住宅によって異なります。
詳しくはこちらの記事でご確認ください。

元栓を閉めたら、ハンドルビスを取り外します。蛇口の取っ手の中心にある青い色をしたネジの部分です。モンキーレンチを使用して取り外すようにしましょう。
ハンドルビスが取れたら三角形の取っ手の部分を取り外しましょう。

ハンドルビスと取っ手の部分が取れたら、さらにその下にかぶさっているナットを取り外すと三角パッキンが露出します。これを新しいものに交換しましょう。
あとは逆の手順でもとに戻して完成です。

  

スピンドルの交換

パッキン交換と同じようにまずは元栓を閉めてから作業に入ります。
まずはモンキーレンチでハンドルビスを緩めて取り外します。その後に取っ手部分を取り外し、ナットを緩めます。
さらにパッキンを取り外し、スピンドルを手で回して取り外します。
コマパッキンを取り外して、スピンドルを新しい物に交換しましょう。あとは逆の手順で元に戻していきます。

 

蛇口を分解して洗浄&グリスを塗布

蛇口をしっかりと洗ってからグリスを塗布することで固くなってしまった蛇口を修理する方法です。
グリスを塗布する場合は用意してから行いましょう。グリスはホームセンターなどで市販されているもので問題ありません。

分解する前に、分解せずに洗浄できるところは洗浄しておくと良いでしょう。
使用済みの歯ブラシを用意し、歯磨き粉を付けてこすることである程度サビなども落とすことが可能です。

蛇口を分解する方法については前述した「スピンドルの交換」と同じ手順で分解していきます。
分解した後は、水で汚れやサビなどを洗い流し、タオルで水滴が残らないように拭き取ります。歯ブラシで汚れを取り除くのも有効です。
サビ取りには、重曹と水を1:2の割合で混ぜた液体を塗りつけて30分ほど放置してから洗い流す方法も有効です。
このような形で洗浄するようにしましょう。

次にグリスを塗布する方法を解説します。
元々取り付けていたスピンドルに綿棒でグリスを塗布して再度元に戻します。
グリスを塗布したあとは元に戻しますが、いきなりモンキーレンチで固く締めすぎるのは控えましょう。軽く閉めた後に指で部品を回すなどして、内部でグリスが浸透するようにしましょう。

直らない場合は蛇口を交換しよう

ここまで部品の交換や洗浄、グリスを塗布する方法について解説してきました。
「蛇口が固い」とは言っても軽く引っかかる程度の場合はこれらの方法で解決することもあります。
しかし、どうしても固くて回らない場合は蛇口ごと交換してしまうと良いでしょう。

蛇口の交換方法については別の記事で詳しく解説しているので、下記の記事をご覧ください。

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蛇口が固い場合は早めに対処しよう

蛇口が固い場合の原因や修理方法について解説しました。
最初は気になる程度でも、どんどん固くなり最終的には回らなくなってしまうこともあります。
悪化する前に早めの対処を心掛けましょう。そのためにも、日頃から掃除するなど予防することが大切です。
自分で解決することが難しい場合は、業者に相談して修理してもらうのも検討すると良いでしょう。

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