トイレタンクの水が止まらない?チョロチョロ水漏れを鎖の調整で解消!
トイレ
お役立ち
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2018.06.14
最終更新日:2021.11.03
トイレを使った後、タンクに水がたまるまでの時間は長くても2〜3分。いつまでも水が止まらないと心配になりますね。
放置してもそのうち止まる場合もありますが、長い目で見ると水の無駄遣いになり、水道料金も心配です。
便器に水がチョロチョロと流れ出る場合は、タンク内のレバーと浮きゴムをつなぐ鎖の調整で解決できることが多いです。
今回はその方法について解説していきます。
直すための手順は大きく分けて4つ。順に詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、水を止めましょう。
トイレ内の壁面からトイレタンクに接続されている金属のパイプが必ずあります。
その配管の途中にマイナス溝のネジ式か、手で回せるバルブ式の止水栓がありますので、マイナスドライバー(なければコインなど)で止水栓を閉めます。時計回りに回すと閉まるはずです。
止水栓は水道栓からトイレタンクに送る水量を調節しています。全開であることはまれで、そのトイレサイズにちょうどよい水量に調整されているはず。
できれば何回止水栓を回したら水が止まったか覚えておきましょう。
止水栓を一杯に閉めても水が止まらない、また、止水栓が固くて回らない場合には止水栓自体に問題があります。
このような場合は素人の修理は難しいので専門業者に依頼しましょう。
通常、トイレタンクのフタは簡単に開く構造になっていますが、手洗い管の有無で若干開け方が異なります。
フタを持ち上げるだけでタンクの内部を見ることができます。陶器製の重いフタは、破損しないように注意しましょう。
フタに手洗いの水を供給する管がつながっていますので、その管を外します。
管はゴム製の場合と透明な蛇腹のプラスチック素材の場合があります。
ゴム管の場合、金属のナットなどで手洗い管に接続されています。
古い方式なので金属部分が錆びてしまい、はずれない場合も。そんな時はハサミでホースを切ってしまうしかありません。
プラスチック素材の場合は、ナットも同素材で、手で回せば取れる場合がほとんどです。
トイレタンク内で、レバーと浮きゴムは鎖でつながれています。
レバーの動きに連動して浮きゴムがフロートバルブから離れるとタンク内の水が便器の中に流れ、タンク内の水量が減ると浮きゴムが戻りフロートバルブが閉じるようになっています。
このレバーと浮きゴムをつなぐ鎖が絡まって通常よりも短くなってしまった場合、浮きゴムが完全に閉まらないので、タンク内から便器に水が漏れ続けるという現象が起こるのです。
また、鎖の長さが長すぎてフロートバルブに浮きゴムがしっかりはまらないという場合もあります。
鎖が絡まっている場合は、絡まってしまった鎖をほどきます。
タンク内の障害物に絡まっている場合は、障害物を撤去しましょう。
レバーが降りた状態で、フロートバルブに浮きゴムがぴったりフタをする長さに鎖の長さを調整します。
この時、玉型の鎖なら2〜3個程度、多少の「あそび」をつけて長めに調整するほうがいいと言われています。
ピンと張っているとフロートバルブにはまりきらないこともあるからです。
鎖や浮きゴムが劣化している場合は部品の付け替えも検討する必要がありますが、その時はトイレの型番に合ったものを購入しましょう。
スポンサードサーチ浮きゴムがフロートバルブにはまることを確認したら、タンクのフタを閉めましょう。
ゴム管を切断した場合は、新しいゴム管と接続用のナットか、プラスチック製の新しい管を接続します。
フタを締めたら止水栓を開けます。タンクに水が溜まったら、レバーを動かして一度便器洗浄をしてみましょう。
問題が鎖のトラブルだけならば、水漏れは止まっているはずです。
止水栓の開け具合によって、タンク内に放出する水の勢いが変わります。あまり勢いが強いと水があふれたり、音がうるさいと感じることも。
始めの調節具合を覚えていない場合は、何度か閉め具合を変えて調整しましょう。
トイレタンクの中でチョロチョロ水が流れ続ける原因として、比較的頻度が多く、かつ簡単に直せるのはタンク内のレバーと浮きゴムをつなぐ鎖のトラブルです。
タンク内部の構造を理解していれば、自分でも対処できそうですね。
ただし、無理は禁物。もし自分で行うのは難しそう…と感じたならば遠慮せずに専門業者へ相談してみてください。