【5分で解決】トイレの流れが弱いときに見る点検箇所・対処方法と原因
トイレ
トラブル
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2018.06.14
最終更新日:2021.05.27
トイレの流れが弱くなる原因は多くの場合、水自体の量が少ないか、排水管に何か詰まっているかのどちらかです。
いずれの場合であれ、ここで紹介する方法ならば5分前後で対処できるものばかり。
トイレの流れが弱いとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
トイレの水の流れが弱くなる原因は大きく分けて二通り考えられます。
一つ目は流れる水の量が足りていないこと。二つ目は便器内で何かが詰まっていることです。
それぞれさらに細かい要因がありますが、総じて言えば前者の場合はタンク内のいずれかの部位に、後者は便器内に問題が生じているということです。
原因を確認するためには、まずタンク内の水位を点検する必要があります。
水位の基準は水面から顔を覗かせている管(オーバーフロー管)に記された黒い線と「WL」の文字が目印。もしこれがなければオーバーフロー管の2〜3センチ程度下を基準としてください。
その基準よりも水位が低い場合は本来流れるべき水の量が流れておらず、その結果として流れが弱くなっているということです。
後述する手順に従って水位を調整する必要があります。
一方水位が正常であったとすれば、便器内の詰まりにより水が流れにくくなっている可能性が疑われます。排水管が詰まることによって水の通り道がふさがれ、流れが弱まるというわけです。詰まりを解消するというのが有効な対処法となります。
タンク内の水量が足りないという場合、タンク内の水位の設定がおかしいか、給水を司る浮き玉の劣化が原因として考えられます。
(引用:水の流れが悪い|TOTO)
本来トイレのタンク内の水量は適切なものに設定されています。しかし、画像のようにその設定が必要量よりも低くなっていると、一度に流れる水の量が少なくなり、結果流れが弱くなってしまいます。
水位の設定は、以下の手順により自分で調節し直すことができます。
給水管の付け根に付いている、ペットボトルの蓋のようにギザギザしたネジのようなものが水位を調整するリングです。
90度回すごとに8mm水位が上昇します。正常な水位まで来たら調節リングを引き下げてロックし、終了です。
水が少なくなる原因のもう一つは浮き球の劣化なんです。
タンク内の水は浮き球の上下運動によって水位が量られ、給水の調整がされています。
このような浮き球の変位によって自動的に給水するための装置をボールタップといい、浮き球、それを支える支持棒、それを動かす可動部から成り立っています。
長年の使用により可動部の動きが悪くなり、浮き玉の上下運動がスムーズに行かなくなると適正量の給水がなされないということに…。
結果的にトイレの流れが弱くなってしまいます。
ボールタップは、ネジで固定してあるだけなので簡単に取り外すことが可能。部品もホームセンターで購入できます。
新しいボールタップを用意したら、以下の手順で交換を行いましょう。
水量が足りていないこと以外で考えられる原因は便器内で何かが詰まっていることです。
特に多いのが紙詰まり。
ティッシュペーパーや生理用品等、水に溶けない紙を流した場合は言うまでもないですが、トイレットペーパーであっても大量に流せば詰まることがあります。
他には排泄物や、誤って流してしまった固形物による詰まりも考えられます。
排水管が詰まっていると水の通り道が狭まり、流れが悪くなります。しかし、弱いにしても現状流れているならば自分でラバーカップ等を使い対処することが可能です。
詰まりが排水路の比較的近いところで生じていれば、市販のラバーカップを使ってみるのが最も一般的な対処法です。ただし、ラバーカップがない場合、わざわざ買いに行かなければならないという手間も…。
ここでは道具も必要とせず一番初めに試しやすい、お湯による解消方法についてお伝えします。
使用するのは50度前後のお湯。熱湯を使うと便器が割れる可能性があるので気をつけてください。
手順は50度前後のお湯を排水管へ向けて少しずつ、何度かに分けて注ぎ込むだけです。
詰まりの最も多い原因は紙や排泄物であるため、水よりも温度の高いお湯を使うことで詰まったものが溶けやすくなり、詰まりの解消が見込めるという仕組みです。
スポンサードサーチトイレの水の流れが弱いと感じたら疑うべきはタンクか排水管。タンクの設定やボールタップに問題があれば、流れる水の量自体が少なくなっているということです。
水量が正常ならば排水管の詰まりによって水が流れにくくなっていることが考えられます。