【30分で解決】お風呂の水が逆流する原因と対処法
風呂
つまり
お役立ち
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2018.07.03
最終更新日:2021.05.27
「水を流そうとしたらお風呂の排水溝から逆流してきて困った」
入浴時やお風呂掃除をするときに、こんな経験をしたことがある方も多いと思います。できることなら逆流してしまう前に防ぎたいものです。
そこで今回は、お風呂の水の逆流を予防する方法について解説します。逆流の原因になる詰まりを防いで、スムーズな排水を目指しましょう。
目次
お風呂の排水が逆流する理由は、排水口の詰まりにあります。
詰まりを防ぐ方法は、主に以下の2つ。どちらもとても簡単です。
たったこれだけ。ヘアキャッチャーは、お風呂場の排水口にかぶせる目皿のようなものです。
逆流してしまったときの不快感と手間を考えたら、この2つの方法で予防してスムーズな排水を目指したほうが断然楽ですね。
また、異物が排水口に流れ込んで奥で詰まる場合もあります。うっかりシャンプーのキャップなどを落としてしまったときにはすぐに拾っておきましょう。
もしもお風呂の排水口が詰まって自分で対処できず業者に依頼した場合、
と、大きな出費となります。
日々のちょっとした手間でこうした出費も抑えられます。次からは、2つの予防方法についてそれぞれ詳しく解説していきます。
排水口にヘアキャッチャー(ゴミ取り用カバー)やネットをつけるのは、最もシンプルで効果的な予防方法です。
排水口から水が逆流してくる主な原因は、髪の毛や石鹸カスによる詰まり。ヘアキャッチャーやネットを付けることで、これらを入り口でキャッチできます。
ヘアキャッチャーやネットは、スーパーやホームセンター、インターネットで手軽に購入可能。種類がいくつかありますので下記を参考に選んでみてください。
ヘアキャッチャーの目はネットよりも細かく、髪の毛などが排水口に流れ込むことを効果的に防いでくれます。
ステンレス製のヘアキャッチャーはプラスチック製より少々高いですが、お湯が溜まっても浮かび上がることなく安定します。プラスチック製では浮かんでしまうという場合、ステンレス製にするといいでしょう。
ネットのようにいちいち取り替えずにすむので便利ですが、毎日ヘアキャッチャーに溜まった髪の毛や石鹸カスを取り除いてゴミ箱に捨てる必要があります。
ヘアキャッチャーが目詰まりしてくることもあるので、そんな場合はブラシやスポンジで綺麗に洗いましょう。
使い方はステンレス製と同じく排水口にかぶせるだけです。
ステンレス製と同じく、毎日ヘアキャッチャーに溜まった髪の毛などをゴミ箱に捨て、汚れが付着してきたらブラシやスポンジで洗う必要があります。
プラスチック製のヘアキャッチャーには、特殊形状で水を流すと髪の毛が中央にくるくるまとまる便利な商品もあります。
こうしたタイプは、捨てるときにヘアキャッチャーの端を持てば、髪の毛に触ることなくポイっと捨てられます。あまり髪の毛や石鹸カスに手を触れたくない方におすすめです。
排水口の目皿に粘着性のネットをかぶせる方法です。
ネットを取り替える手間はかかりますが、粘着性のネットであれば、剥がすときに集めた髪の毛やゴミを包み込むようにして一気に捨てられます。
目皿に汚れも付着しづらく、捨てやすさで言えば一番です。剥がして捨てるだけなので、ヘアキャッチャーのように洗う手間がないところがとても手軽♪
「定期的な購入の手間と費用が少しかかっても、毎日の手入れが楽なほうがいい」という方におすすめです。
粘着性ではなく、目皿を覆うようにかぶせるタイプのネットもあり、粘着タイプのネットより安価です。
ただし、目皿を排水口からいったん外して、目皿全体を覆うようにネットをかぶせてまた目皿を排水口に戻す必要があります。
粘着タイプのネットよりは少し手間がかかりますが、安さを重視したい方にはおすすめです。
まずは、こうしたヘアキャッチャーやネットを活用して、排水口の中へ汚れが流れこむ前にキャッチすることが逆流予防のポイント。
まだ何も対策していない方は、すぐにでも排水口にヘアキャッチャーを取り付けるか、排水口の目皿にネットをかぶせましょう。
ヘアキャッチャーでほとんどの髪の毛や石鹸カスはキャッチできますが、どうしても排水口に流れ込んでしまうものもあります。また、時間の経過とともに、内部のヌメリが溜まることは防げません。
そこで、1週間に1度は排水口に液体パイプクリーナーをかけてお掃除をしましょう。
使用方法はとても簡単で、排水口に液体パイプクリーナーを回しかけて30分ほど経ったら水で流すだけです。
液体パイプクリーナーはスーパーやホームセンター、インターネットでも購入できます。代表的なものは以下のような商品です。
汚れが溜まりに溜まって逆流してしまうと、液体パイプクリーナーを使っても流れなくなってしまい大変です。
そうなる前に、普段からこまめに掃除して逆流を予防しましょう。
1週間に1回程度パイプクリーナーでお掃除してあれば、排水口からの悪臭予防にもなります。
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上で紹介した2つの予防方法を実践しても排水口が詰まってきてしまった場合には、パイプクリーナーで対処するか、ラバーカップを使ってみましょう。
排水口が詰まっている場合、髪の毛に石鹸カスが絡まってヘドロのようになり、排水口の奥で塊になっているかもしれません。
液体パイプクリーナーはこの髪の毛ヘドロを強力に溶かしてくれます。まずは市販のパイプクリーナーで詰まりを除去しましょう。
使用方法は、液体パイプクリーナーのパッケージに記載された使用量を排水口に注ぎ、15〜30分放置した後、水を流すだけ。
より効果的に使うなら、液体パイプクリーナーを注ぐ前に40度のお湯を流して汚れを浮かしておきましょう。最後にパイプクリーナーを流す際にも、40度のお湯を使うとさらに効果的です。
本当に簡単なので、いざという時のためにも液体パイプクリーナーを買い置きしておくと安心ですよ。
一般家庭用の液体パイプクリーナーでも詰まりが解消されないなら、業務用のパイプ清浄剤「ピーピースルーF」を試してみるのも一つの手です。
インターネットなどで、1本(600g)約1,000円から購入できます。
使用する際は、排水溝に粉末をふりかけ40度〜50度のお湯で流し込みます。
泡を立ててピーピースルーが汚れを溶かしてくれるので、30分〜1時間ほど放置し、最後に水を十分に流しましょう。ピーピースルーの強力な効果で、詰まっていた排水溝に水が流れていくはずですよ。
当然、一般家庭用の液体パイプクリーナーよりは強力な効果が望めます。
液体パイプクリーナーなどを試してみても2〜3日でまた詰まってきてしまうようなら、ピーピースルーFを試してみましょう。
ただし、充分な換気をしながら、マスク、メガネ、手袋を着用して行いましょう。
くれぐれも他の薬剤と混ぜないように注意してください!!!
ラバーカップとは、柄の先に丸いゴムのカップがついた、トイレの詰まり解消に使われる器具です。通称:「すっぽん」と呼ばれたりもします。
ラバーカップは、実はトイレ以外の排水口の詰まりにも使えます。
使い方は、カップを排水口にピッタリ当ててからゆっくりと押し付け、ポンっと一気に引き上げるというもの。
このとき、カップの上ぐらいまで水が溜まった状態で行いましょう。
上の動作を何回か行うと、水の力でゴボっと詰まりが解消されます。
ちなみにラバーカップにも大・小などのサイズがあるため、排水口のサイズにあったものを選んでくださいね。
排水口の詰まり以外にも気になるのが、お風呂場や脱衣所のあたりでする嫌な臭い。そのような場合、
といったものが原因として考えられます。
排水口に関しては、上記でご紹介したようにヘアキャッチャーで汚れが溜まらないようにしたり、定期的に液体パイプクリーナーを使用してお掃除をしていれば防げます。
お風呂の壁や床のカビは、カビキラーを使用して根本から殺菌しましょう。毎日のこまめなお掃除と換気で、できるだけカビの発生を防ぐことも大切です。
お風呂の排水口の逆流や、排水口からの悪臭は、ちょっとした手間をかけるだけで防げます。
ヘアキャッチャーや液体パイプスルーを使っていつもスムーズな排水を保てば、毎日のお風呂時間を快適に過ごせますよ。