【女性でも簡単】洗濯機を自分で設置する方法
洗濯機
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2018.07.04
最終更新日:2022.05.19
洗濯機の設置作業は大きく分けると「アース線・電源の取り付け」と「排水ホース・給水ホースの取り付け」です。
ひとり暮らしの女性の場合、業者に頼む人が多いようですが、ポイントさえ押さえれば女性も自分で設置できますよ。
こちらのページでは、洗濯機の設置が初めての人でも対応出来る方法をご紹介します。
まず設置する前に確認しておきたい点がいくつかあります。
大切なことなので、理解した上でしっかりとチェックしましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅では、多くの場合洗濯機の設置場所が決められています。
「購入した洗濯機が入らない!」などということにならないためにも、設置場所の奥行きや横幅などは事前に確認しておきましょう。
このとき見落としがちなのが、洗濯機の扉が開いたときのスペースです。
特にドラム式洗濯機は扉が手前に開きますので、洗濯機は入ったものの扉が開かない…ということのないよう、きちんとチェックしてくださいね。
床が不安定な場所であれば、洗濯機の振動や音で騒音問題になります。また、洗濯機が転倒するおそれも。床が不安定な場合は、補強板の設置や補強工事などの対応をしましょう。
洗濯機の下にひくプラスチックの防水パンがあるか、洗濯機のサイズに適しているかをチェックしましょう。
防水パンが無くても洗濯機は設置できますが、あったほうが洗濯機からの水漏れや床材のダメージが防げます。
特に集合住宅の場合、2階以上に住んでいる人は防水パンの取り付けが必須といえます。
洗濯機に使用する蛇口はさまざまですが、多くの家で3つのタイプに分けられます。
蛇口がどのタイプか、使用する洗濯機に対応するかを確認しましょう。取り付け不可の場合、別売部品や工事が必要です。工事をする前は事前に管理会社に相談することをおすすめします。
排水口が防水パンのどこにあるかを確認しましょう。
排水口が洗濯機の真下にあり排水ホースを取り付けられない場合、防水パンをかさ上げするための別売部材が必要になることもあります。
排水エルボの有無についても確認しましょう。排水エルボは排水ホースと排水口をつなぐ菅です。賃貸住宅などで排水エルボがない場合は、管理会社や大家さんに相談しましょう。
ホームセンターなどで購入できます。
設置作業は「電源・アース線の取り付け」「排水ホースの取り付け」「給水ホースの取り付け」に分けられます。
アース線は、家電に付いている緑や黄色の線です。
電化製品からの漏電を地面に逃し感電を防ぐ役割があります。アース線の取り付け手順は以下の通りです。
アース線を差し込む際は、ネジの金属部分とアース線の銅線がしっかりと当たるようにしましょう。ネジを締めたら軽くアース線を引っ張り、抜けないかどうかを確認します。
洗濯機の下から伸びている排水ホースを、排水口に付いている排水エルボに取り付けます。排水ホースからの水漏れによる洗濯機トラブルが多いので、慎重に作業しましょう。
洗濯機を倒し、下にある排水ホースを取り出します。ホースの先端に「インナー」と呼ばれる接続用の部品がついています。
排水口についている「エルボ」に適したインナーであればそのまま使用しても問題ありませんが、適していないものを無理に使用したり、そもそも使用しないと水漏れする恐れがあるので注意しましょう。
取り外したエルボにインナーのついた排水ホースを取り付けます。しっかりと奥まで差し込むようにしましょう。
つなぎ目から水漏れが発生しやすいので、ビニールテープを巻いた補強をおすすめします。結束バンドで固定するとより効果的です。
エルボの種類によっては、インシュロックタイプという結束バンドのような固定具があらかじめついているものや、金属バンドで固定できるものがあるので、そのようなエルボを使用すると安心です。
排水ホースと接続した排水エルボを排水口に差し込みます。しっかりと刺さないと、洗濯機の使用中に水漏れが発生してしまいます。金属部品で床に直接排水エルボをつなぐ場合はネジをしっかりと締めましょう。
給水ホースが短い場合は、延長用給水ホースと一緒に使用しましょう。給水ホースに余裕がないまま洗濯機を使用していると、振動で給水ホースが外れるといったトラブルの恐れがあります。
また、作業に必要なものの詳細や価格帯なども併せて詳しく紹介している記事もあるので、気になる方はご覧ください。
【1人でもできる】洗濯機給水ホースの正しい取り付け方
給水ホースに付いている袋ナットを、洗濯機本体の給水ホース接続口にしっかりとつなぎましょう。袋ナットと一緒に動かして締めるとつなげやすいです。
蛇口の径が16mmの場合、水栓つぎて(蛇口と給水ホースをつなぐジョイント部分)の壁側ネジはゆるめず、洗濯機側のネジ2本をゆるめます。16mm以上は全てのネジをゆるめ、水栓つぎてのリングを外しましょう。そして壁側のネジ2本で位置を調整します。
水圧ではずれないよう、水栓つぎては垂直にしっかりと固く締めましょう。水栓つぎてが傾いていたり、中心がずれていたり、ネジや締め付けボディが不安定の場合、水漏れ・浸水の原因となってしまいます。
水栓つぎてをつけ直す場合、締付けボディをゆるめ、ネジ山が4mmくらい確認できる状態で行いましょう。
ラベルをはがしたら、締付けボディをきつく締め付けます。
給水ホースの先端に付いているスライダーを引き下げます。
その状態で水栓つぎてに差しスライダーを離します。「パチン」と音がするまでしっかり差し込みましょう。
全ての取り付けが終わったら、洗濯機の電源を入れて給水・排水を行い、水漏れがないかをチェックします。蛇口を開き水が漏れていれば、蛇口側の給水ホースを取り付け直します。
排水ホースからも水が漏れていないか、忘れずに自分で確認しましょう。
洗濯機の買い替えの場合は、古い洗濯機を取り外さなければなりませんが、基本的には手順を守れば自分でも取り外しは可能です。
流れとしては、給水ホースと排水ホース内に残った水を抜く「水抜き」をした後に、取り付けの手順と逆の順番で作業を行います。
ここでは詳細は掲載しないので、必要な場合はこちらをご覧ください。
スポンサードサーチ洗濯機の設置後、水漏れトラブルを起こさないためには、正しく取り付けられているかをチェックすることが大切です。
手順さえ覚えてしまえば、女性でも自分で簡単にできる洗濯機の設置作業ですが、やはり難しい…と感じた場合は無理せず専門業者に依頼しましょう。
ここまでで基本的な洗濯機の取り付け方はご紹介しましたが、排水口やコンセントの位置等で、購入した洗濯機の型の設置が難しい場合もあります。
また、正しい手順で設置しても水栓の位置や防水パンの問題で水漏れしてしまうことがあります。
その場合専門の器具の設置や作業が必要になるので業者に依頼しなければいけない可能性もあります。