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排水管は常にキレイに保とう!日頃からできる簡単な洗浄方法

排水管・排水口

2018.11.29

最終更新日:2021.05.27

「排水管の洗浄って、大変そうだしキレイにするのが難しそう…」と思う方が多いかもしれません。

でも、排水管の洗浄は簡単なんです!

排水管の特徴に合った使い方をすれば、変形や詰まりによるトラブルを避けられます。

ここでは、排水管の洗浄方法と特長についてご紹介します。

>排水管のトラブルはこちらからご相談ください!

液体パイプクリーナー、排水管用タブレット、ワイヤーブラシならどの排水管でもOK

どの排水管でも使える洗浄方法は、液体パイプクリーナー、タブレット、ワイヤーブラシです。どれも便利ですが、それぞれ異なる特徴があるので、ご自身が使いやすいものを選びましょう。

1.液体パイプクリーナーは小さなゴミを溶かす

液体パイプクリーナーの効果的な使い方
多くの家庭向け液体パイプクリーナーは、浴室、台所、洗面所などの様々な場所の排水管を簡単に洗浄できます。

洗浄をする前に、桶に40〜50度のお湯を入れて、パイプクリーナーを20分程温めます。この間に、排水管内の汚れや油を浮かせるために、温度が50度弱程の桶1杯分のお湯を排水口に流しておきましょう。

パイプクリーナーを温める際には、熱湯を使わないことが重要です。お湯であれば、容器が変形したり破裂したりする危険がありません。

パイプクリーナーを温めたら、洗浄の効果を高めるために、記載されている量よりも少し多めに排水口に注ぎます。

パイプクリーナーの説明書で決められている時間に沿って放置。時間を置いたら、十分な水で取れた汚れを流していきます。

排水の状態が悪い場合は、これを繰り返し行なって改善が期待できます。

固形物が詰まっている場合はすっぽんで取り除く

家庭向け液体パイプクリーナーは、髪の毛や小さなゴミを溶かして流すことによって洗浄しますが、固形物には対応していません。

排水管に入ってしまった化粧品の蓋や歯ブラシなどの固形物は、すっぽんで除去しましょう。

すっぽんを使う時は、排水口のトラップは外すこと。すっぽんで引っ張られた力を利用するので、空気の通り道は作らないことがポイントです。

2.排水管用タブレットは冬場の使い方に気をつける

浴室、台所、洗面所などの排水管は、排水管用タブレットを使用することでも洗浄できます。

排水口のトラップを外してから、タブレットを入れて数十分置いた後、水を流して洗浄します。

冬場はタブレットが溶けにくくなるので、排水口に40〜50度のお湯を事前に注いでおくか、タブレットを砕いて投入して下さい。

3.ワイヤーブラシは買い換える頻度が少ない

ワイヤーブラシを使って排水管を洗浄するときに気を付けること
排水管を十分掃除できる長さのワイヤーブラシを使えば、簡単に洗浄できます。

ブラシを押したり引いたり、回したりしながら排水口の奥まで掃除をすると、ゴミやこびり付いていた汚れがブラシにくっつきます。

ブラシを持ち上げた際に汚水が飛び散る可能性があるので、使い捨ての手袋を装着し、排水口の周りや壁面には新聞紙や雑巾を敷いておくと心強いでしょう。

洗浄が終わったらブラシは、洗剤で洗ってよく乾かしておけば錆びにくくなります。次の掃除の時にも使用できて買い換えずに済みますよ。

塩化ビニル管のささくれ、熱への弱さは洗浄する上で注意

排水管の洗浄で注意しておきたいのは、塩化ビニル管のささくれと熱への弱さです。

ゴミが溜まりやすい製品もありますので、頻繁に洗浄しなければならない上、熱湯を流してしまうと床が腐敗する恐れもあります。

1.塩化ビニル管のささくれにごみが溜まって詰まりやすい

排水管の多くは、酸やアルカリにも強い塩化ビニル樹脂が原材料で、切断加工してあると樹脂のささくれが出てしまうことがあります。

ここに髪の毛が溜まると、洗剤カスやごみ、皮脂汚れが引っかかってぬめりが発生し、詰まりへと繋がります。

これを防ぐためには、排水管に髪の毛やごみを流さないこと。

市販の専用ネットを排水口に置いて水だけを流すようにしたり、すぐに取り除いたりしましょう。

2.塩化ビニル管は熱湯に弱いため流さないようにする

排水管に使われる塩化ビニル管は腐食しにくい一方、熱湯に弱いという特徴があります。

60度の温度まで耐えられるとされていますが、これを過ぎると排水管が変形したり破損することも。変形によって勾配不良になると、詰まりが生じやすくなります。

破損すると、排水が漏れ出たことによる湿気で床を腐らせることに繋がるので注意が必要です。
料理で使った熱湯を排水口に捨てる場合は、水道水と一緒に流すか、冷めるまで置いておくようにしましょう。

排水管の悪臭の原因とその対策

掃除の中でも、水回りの掃除が苦手と答える主婦の方は少なくありません。その理由は単に面倒であるということも有りますが、掃除の方法がいまいちわからないという理由があげられます。キッチンや洗面所、お風呂やトイレなど水回り個所は多く、また排水口や排水管など構造が複雑であるが故に目で確認もしづらく大変です。

悪臭の原因

一番頭を悩ませるのが排水管の洗浄です。なぜなら排水管トラブルの多くは嫌な悪臭によるものであり、その悪臭の原因のほとんどは汚れの詰まりによるものです。市販のパイプクリーナーで解消することもありますが肝心なのは日頃のお手入れです。

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洗面所排水管からの悪臭原因

洗面所も、キッチンと同様に悪臭原因のもとは排水管の詰まりです。

洗面所が詰まる原因は、洗面所特有の汚れの付着が考えられます。髪の毛や髭、石鹸カスなどが詰まり流れが徐々に悪くなります。

急に流れが悪くなった場合は、固形物が誤って排水口に流れた可能性があります。

ヘアピンや歯磨き粉のキャップなどを、落とさない様に気をつけましょう。

詰まりの原因

最も排水管を詰まらせる原因になるのはやはり髪の毛です。身支度を整える場所として使われるので、自然と髪の毛が抜け洗面ボールに落ちます。

通常は排水口をスムーズに流れ落ちますが、石鹸カスや垢などが堆積した排水口は流れが悪くなり詰まりの原因となります。

固形物が原因で詰まった時の対策方法

洗面所の排水口には固形物が流れ込まない様にヘアキャッチャーが付いています。このヘアキャッチャーに固形物が引っ掛かっている場合がありますので確認しましょう。

ここに引っ掛かっていない場合は排水口の奥に落ち込んだ可能性が大きいです。この場合はトイレなどでよく使用するラバーカップを使います。使用方法は、まず詰まりを活用して排水口に水を溜めます。

水を効率よく溜めるには洗面ボールの上部にある口のような形のオーバーフローと言われる場所をテープで塞ぎ水が流れ出るのを防ぎます。

水が溜まったらラバーカップを使い排水口に空気を押し込む動作と引く動作を繰り返します。そうすることによって中に詰まった固形物が動いて水が流れるようになります。

まとめ

どの方法でも簡単に洗浄できるので、日頃から排水管をキレイに保ち、詰まりなどのトラブルを避けられるでしょう。

排水管は、液体パイプクリーナーやタブレットを使って洗浄可能。ワイヤーブラシを使えば、自分の手で直接掃除することもできます。

塩化ビニル管の劣化を避けるためには、髪の毛やごみ、熱湯は極力流さないようにしましょう。

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