洗面台の蛇口を新しくして気分を一新!交換手順と蛇口の種類を解説
洗面所
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2018.07.04
最終更新日:2021.05.27
洗面台の蛇口の耐用年数は、約10年と言われています。
それを過ぎるとどこかの部品に不具合が生じる可能性が高まり、修理の必要が出てくるかもしれません。
修理方法にはいくつかの選択肢が考えられますが、ここでは蛇口本体をまるごと取り替える方法を解説します。
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蛇口の修理は、もちろん部品だけの交換で済む場合もありますが、蛇口が仮に10年前の製品だとして、それと同じ部品を見つけることは簡単とは言えません。
また、耐用年数を超えているならば、1つの不具合を直したとしてもまた別の部品にトラブルが…ということもありえる話です。
ならば、いっそのこと蛇口本体を取り替えた方が手っ取り早いですよ。
ここでは基本的に、洗面台の蛇口として一般的な混合水栓を想定し、その交換方法を解説します。
洗面台の下には給水用と給湯用の2つの止水栓が付いています。
交換にとりかかるときには、まずはこれを2つとも閉めましょう。止水栓には手で回して開けられるタイプのものと、マイナスドライバーを用いて開けるタイプのものがあります。
止水栓から蛇口の方へ伸びている給水管および給湯管を取り外します。
まず、止水栓のすぐ上にあるナットを、モンキーレンチを使って外します。
それから、配管の上部、蛇口が取り付けられているところの裏側にあるナットを、同じくモンキーレンチを使って外します。
水用とお湯用の配管に上下2つずつナットが付いているので、この工程で取り外すべきナットは計4つということになります。
これにより、蛇口と繋がっている配管が外れます。この際、管の中に残っている水がこぼれてくるかもしれないので注意が必要です。近くにバケツを置いておいたりして対処できるようにしましょう。
ここまで外せば、蛇口を引き抜くことができます。引き抜いたあとには、穴がぽっかりと空いています。
元の蛇口が付いていた穴に、新しい蛇口を取り付けます。
また洗面台の下にもぐり、外したときとは逆の手順で各部のナットを締め、蛇口と給水管・給湯管をつなぎます。最後に止水栓を開き、きちんと水が出ることを確認できれば、交換は無事完了です。
蛇口の種類は、水とお湯が両方出る混合水栓か、水しか出ない単水栓かにまず分けられます。
混合水栓の場合、さらにシングルレバーか2ハンドルかといった違いがあります。
自宅の洗面台の蛇口がどのタイプであるか確認し、適合するものを選びましょう。蛇口が適合するか否かは、蛇口の穴の数、位置に左右されます。
単水栓か2ハンドル混合水栓なら、自分で修理できることが多いです。
1つの取り付け穴に1つのハンドルが付いた、最もシンプルなタイプの蛇口です。
吐水口からは、水またはお湯のどちらか一方だけを出す蛇口で、水とお湯の使い分けはできません。主に屋外や洗濯機置き場に使われます。
単水栓に対し、水とお湯の使い分けができるものが混合水栓です。
現代の洗面台事情を見れば、この混合水栓が主流と言えるでしょう。混合水栓には、蛇口を取り付ける天板に穴が2つ空いており、それぞれ給水管と給湯管に繋がっています。
穴の数に対応して、ハンドルもまた2つ付いているものを「2ハンドル混合水栓」と呼びます。水栓の仕組みは単水栓と同じでシンプルなため、比較的容易に自分で修理・交換ができます。
1つのレバーハンドルを操作することで吐水量、温度を調節できるのがシングルレバー混合水栓です。
構造が複雑なので、修理をするには蛇口内部まで触る必要があります。そのため自力での修理はおすすめできませんが、全交換する場合は問題ありません。
自動温度調節機能のついたハイテクな水栓です。水温をハンドルの目盛りで合わせた温度に、一定に保つことができます。
お湯が出てくるのを待つあいだ水を出す必要がなくなるため、経済的です。
これも複雑な構造になっているので、内部まで自分で触ることは避けましょう。
蛇口の耐用年数は10年と言われています。不具合が出た部品ごとに逐一交換を繰り返すより、蛇口本体を取り替えてしまえば不安を一気に解消できます。
ピカピカの蛇口を取り付けることで、毎日気持ちよく蛇口が使用できるでしょう。自宅の蛇口取り付け口の穴の数、位置を確認し、適合する種類を選んで自分で交換してみてはいかがでしょうか。