洗濯機に衣類を入れすぎると思わぬトラブルに?
洗濯機
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2018.07.04
最終更新日:2021.05.27
洗濯機に入れられる衣類の容量は、70%までがベストと言われています。
入れすぎると、洗濯物の汚れが落ちにくくなる他、故障の原因につながってしまいます。
ここでは、洗濯機に衣類を入れすぎたことによって起こるトラブルについてご紹介します。
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1回で洗濯する容量が多いと、衣類に付着した汚れを落としきれません。衣類の汚れを落とすのは、洗剤の他にも「水流」です。
衣類の入れすぎにより水流が発生しにくくなると、汚れがじゅうぶんに落ちなくなってしまうのです。
そして、衣類に付着した汗や皮脂などの汚れから、黄ばみや黒ずみの原因を作ってしまいます。
汚れを一度で落としきれないと、つけ置き洗いや二度洗いなどでかえって手間が掛かってしまいます。
現在は、「節水型」の洗濯機もあります。少量の水で洗濯出来るのがメリットですが、衣類の量が多ければ、通常の洗濯機よりも更に汚れが落ちにくくなるというデメリットも…。
節水型洗濯機をお使いの場合は、よりこまめに洗濯をするように心がけましょう。
規定の容量以上の衣類を入れて使用した場合、洗濯機に大きな負担が掛かってしまいます。
多くの洗濯機は、洗濯槽の底にプロペラや羽に似た「パルセーター」があります。
洗濯物を入れすぎて洗濯機を使用すると、衣類が片寄り、洗濯槽がバランスを崩してしまいます。その結果、スムーズに回転が行われなくなり、パルセーターなどの故障の原因につながってしまうのです。
洗濯ネットに衣類を詰め込みすぎる事も要注意。沢山の衣類を詰め込んだ洗濯ネットを洗濯槽に入れれば、片寄りが発生しやすくなり、故障のリスクが高まります。
洗濯物を入れすぎると汚れだけでなく、臭いも落としにくくなってしまいます。
嫌な臭いは、菌が落としきれなかった汚れを食べ、排泄物として出すことで発生します。
洗濯物に生乾き臭や汗の臭いなどが残るという場合は、衣類を入れすぎていないか見直してみましょう。
柔軟剤や洗剤の入れすぎも悪臭や色あせの原因になります。
洗濯機の容量以上に洗濯物を詰め込むと、洗剤も規定量より多く入れてしまいがちですが、しっかりとすすぎきれないと、柔軟剤や洗剤が洗濯槽に残ってしまいます。
これが洗濯槽内で雑菌が繁殖する元となってしまうので、汚れや臭いの元になってしまうのです。
悪臭を防ぐには、まずはしっかりと汚れを落とし、すすぎ切る事が大切。一度ついてしまった臭いは、洗濯だけでは取りきれませんので注意しましょう。
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衣類が洗濯機の規定量よりオーバーしていた場合、様々なトラブルが発生します。ここでは、実際によくあるトラブルのうち、洗濯機に衣類を入れ過ぎたことが原因と考えられる事例を解説いたします。
洗濯をしているのに、汚れがじゅうぶんに落ちない、臭いが残っているといったトラブルです。
洗濯機が問題なく動いている場合、このトラブルの原因は洗濯物の量が多すぎるか洗濯槽の汚れであることがほとんど。
洗濯槽の掃除をしたり、洗濯機に入れる衣類の量を減らしたりといった心がけで比較的簡単に改善できるトラブルです。
洗濯機から異音がした後、洗濯機にエラー表示が出て洗濯機が停止してしまったというトラブルです。
洗濯槽に衣類を詰め込み、片寄りすぎたことが原因ということが多く、最悪の場合、パルセーターが故障して修理や交換が必要という事態に陥ってしまうこともあります。
洗濯機から、「ガタガタ」や「カラカラ」などの異音がしたら、早めに衣類を取り出し、量を減らした上で洗濯機を回すようにしましょう。
また、他にも色移り・色落ちする、ボタンが他の洋服に引っかかりやすい、衣類同士が絡まりやすいといった小さなトラブルも、実は衣類の入れすぎによって起こりやすくなります。
特に洗濯回数の少ない色物衣類や、細工が施されている衣類は意識して少量ずつ洗濯することをおすすめします。
洗濯機の規定量で、洗濯物の量を判断するのではなく、洗濯槽の70%までがベストな量です。多くの衣類を入れて洗うと、上記でご紹介したようなトラブルが発生するリスクが高まります。
また、水量は衣類の量によって調節しましょう。洗濯機は水流の力を利用して汚れを落としています。水流の働きを発揮させるには、衣類の量と水量が適当でなければいけません。
大切な洗濯機の機能を十分に発揮できるように、一度に洗濯する量や水量には気を付けましょう。