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【完全ガイド】洗濯機の排水が詰まった!対処法と再発防止策

洗濯機

2018.07.04

最終更新日:2021.07.28

洗濯機の脱水中にエラー表示が出て運転が止まってしまった場合、排水口が詰まっている可能性が高いです。

このような場合、多くの人は専門業者に連絡すると思います。しかし、業者を呼ばずとも、市販のパイプクリーナーや重曹を使って自分で対処できる場合もあります。

ここでは、洗濯機の排水が詰まった際の対処法や再発防止策についてまとめました。

>洗濯機の排水トラブルを自分で解消できなかったらプロに相談!詳しくはこちら!

洗濯機の排水口詰まりを解消する対処方法

洗濯機の水漏れ対処法
排水口の詰まりは、基本的には異物を取り除くことで解決します。排水されず水が溢れてしまっても落ち着いて対処しましょう。
次の手順を試しても解決しなかった場合は、業者に相談する必要があります。

手順1.溜まった水を捨て洗濯機を移動する

これからご説明する手順は、必ず洗濯機の電源を切り、コンセントを抜いてから行いましょう。そして、排水口の詰まりを取り除くため、洗濯機を移動させます。しかし、排水されなかった水が洗濯機に溜まっていれば更に重くて移動しづらいですよね。その場合は、バケツや桶などで水をすくって排水します。その後洗濯機を移動させましょう。

手順2.排水エルボ、排水トラップを取り出す

排水エルボ(ホースの先に付いている管)や、下水の臭いが出てくるのを防ぐシステムである排水トラップ、フタを取り外し、桶やバケツの中に入れます。こうすることで、取り出した部品に溜まった異物が排水口に流れることを防ぎましょう。

手順3.パイプクリーナーや重曹などをかける

市販されているパイプクリーナーの使用方法を確認してから、排水口内にかけます。パイプクリーナーがない場合は重曹とクエン酸(お酢)でも代用可能です。重曹の場合は1カップ分をふりかけましょう。そして、ぬるま湯1カップとクエン酸小さじ2杯を混ぜたものを、重曹の上にかけます。クエン酸がないときは、酢2/1カップを使用してください。

手順4.30分ほど放置し部品の汚れを落とす

パイプクリーナーや重曹を入れたら、30分ほど放置します。その間に、取り外した部品を掃除しましょう。歯ブラシやスポンジなどで汚れをこすり落とします。特に排水トラップは汚れが酷い場合が多いので、しっかり掃除しましょう。

手順5.排水口内をすすぐ

時間が経ったら、排水口内を水ですすぎます。溢れないように、何回かに分けて水をそそぎましょう。

手順6.部品や洗濯機を元に戻す

最後に、取り外したときと逆の流れで部品を戻していきます。排水トラップを設置する際は、カップの形状をしているところに水を入れてから設置しましょう。こうすることで、下水の臭いが上がってくるのを防いでくれます。

排水ができなくなる前に予防対策

常に排水できる状態を保つためには、日頃から対策しておくことも大切です。ここからは、詰まりを予防するためのポイントをいくつかご紹介します。

月に1回!排水口や洗濯槽の掃除で対策

当然、洗濯機は使えば使うほど汚れが溜まるもの。定期的に掃除をしましょう。掃除の目安は月に1回です。2ヶ月以上放置すると、ぬめりや汚れなどで排水口が詰まり、異臭の原因になるでしょう。
また、排水口だけでなく洗濯槽を洗ったり、お風呂の残り湯を使用しないことでも対策できます。

外置き洗濯機には上からカバーをかける

屋外に洗濯機を設置している場合、本体にカバーをして雨風や砂ほこりなどから守りましょう。カバーは定期的に穴が空いていないか確認してください。穴から雨水が入り、コードやスイッチなどが錆びて動かなくなることもあります。

洗濯機の排水口が詰まる原因は水に混じった不純物

洗濯機の不純物学校原因
洗濯機の排水には、次のようなものが混ざっています。

  • 洗剤
  • 髪の毛
  • 糸くず
  • ほこり
  • 紙くず
  • 衣類に付いた泥

うっかりポケットにレシートやティッシュを入れたまま洗濯してしまい、洗濯槽が紙くずまみれに…なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。このような細かい紙くずが一緒に排水されると、排水ホースから排水管にまでこびりついてしまいます。

また、犬や猫を飼っている場合、その毛が付着したまま服を洗濯し続けると排水管や排水トラップなどに毛が溜まっていきます。

このような不純物が水中で固まることで、詰まりに繋がってしまうのです。

洗濯する前は、当然ですがポケットの中に何も入っていないか確認しないといけません。また、節水のためお風呂の残り湯を使用している人も要注意。残り湯に混ざった垢も詰まりの原因です。

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実際には「詰まっていない」ケースも

実際には「詰まっていない」ケースも

ここで気を付けておきたいのが、洗濯機の運転中にエラーが出ていても、詰まりが原因ではない場合もあることです。洗濯機のエラーコードが詰まりを示すものではなかった場合、以下のような可能性が考えられます。

排水ホースや排水トラップの凍結

東北や北海道など、氷点下を記録するような地域では、排水ホースや排水トラップの凍結が起こりやすくなります。寒い季節、屋外に洗濯機を設置している人も同様です。凍結していると、もちろん水は流れません。凍結をそのままにしていると、洗濯機が動かなくなったり、排水ホースが破裂したりすることもあるため注意が必要です。

排水ホースが折れ曲がっている

排水ホースが折れ曲がっている可能性も考えられます。排水ホースが長すぎたり、充分なスペースに設置できていなかったりした場合、途中で折れて排水不良を起こしてしまいます。そのためエラーが表示されるのです。

不安定な場所に洗濯機を設置している

平でない場所で洗濯機を使用すると重心が偏ってしまうため、正しく排水が行われません。そのまま使い続ければ、想定しなかった部分に水が溜まり、詰まってしまうケースもあります。

洗濯機の故障

詰まりではなく、洗濯機本体の故障も考えられます。洗濯機に使用されている部品が何らかの原因で壊れたり、不具合が発生したりして洗濯機が停止してしまうというケースです。故障の場合は、洗濯機メーカーに修理を依頼しましょう。もし故障でないと判断されれば、出張費を請求されることがありますので、自前に確認しておきましょう。

まとめ

今回ご紹介したように、洗濯機の排水口詰まりは、市販のパイプクリーナーや重曹を使用することで、自分で対処できる場合があります。

また、定期的に掃除することが詰まりの予防につながります。

もし洗濯機の水が流れなくなってしまったとしても、慌てずこのページの内容を参考に対処してみてくださいね。

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