見て見ぬふりは命取り!? トイレのトラブルを放置するとこんな危険も
トイレ
タンク
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2018.05.23
最終更新日:2021.05.27
日本では、蛇口をひねれば綺麗な水がたくさん出てきて、下水道も整備されているからいつも快適に生活できる、と思い込んでいませんか?
もちろん、正しくメンテナンスが行われていて、定期的な点検も実施されていれば何の不安もなくあたかも空気のように水を使うことができるでしょう。
しかし、ちょっとした異変に気付いていながら、「まだ壊れているわけじゃないから大丈夫」と見て見ぬふりを続けた結果・・・恐ろしい事態に発展した例をご紹介します。
なんとなく流れが悪いかな?
たまにトイレットペーパーの細かくなったものが便器の内側に張り付いていることもあるけど・・。
そんな兆候が出ていたにも関わらず、いつも通りにトイレを流したら、あれよあれよという間に便器内の水位が上がり、止める手立てもないまま床が汚水だらけに。
しっかりと流れたことを確認してからトイレを出る癖がついていれば大丈夫ですが、安心しきって流したまま振り返りもせずにトイレを出てしまうと・・・次にトイレに入るまでその事態に気付かないという最悪のケースも。
そして、これが集合住宅の2階より上の場合、階下のお部屋への漏水を招き、修理代に加えて弁償金まで支払うことになってしまいます。
仮に集合住宅の1階や、一戸建ての場合であっても、一度汚水を吸ってしまった床は、気分的にもリフォームの必要が出て来てしまいます。トータルで大変な費用と手間になることは想像にかたくありません。
タンクへの給水が遅く、水の出が悪い・・・。タンクには一応たまっているようだけど、どうも常に少しずつ水が流れているようだ・・・。給水が終わる時に変な音がする・・・。
このほかにも、トイレのタンクの不調を知らせるサインはいくつもあります。
こうなると、遠くない将来、何らかの理由によってタンクが満水にならず、流すことができなくなる可能性があります。
トイレの排水が詰まることよりも比較的事態は軽く思われるかもしれませんが、ある日突然トイレを流すことができなくなるというのは、かなりの恐怖です。
これが夜間ともなると、翌日修理が終わるまでトイレを使うことができませんから、最悪はご近所様に借りる、24時間営業のコンビニに逃げ込むなど、辛い夜を過ごすことになります。
給水タンクの機構は、実はかなりシンプルではありますが、すべて専用部品でないと故障状態を回復させることはできません。
また、一見してどこに不具合があるのかが分かりにくいという側面もあります。
ほとんどの場合は部品交換によって正常化しますので、無理に修理しようとせず、信頼できる修理業者へ連絡し、到着を待ちましょう。
トイレは毎日使うものだからこそ、ちょっとした変化には気付くようにしておきましょう。
快適なトイレタイムを完了してくれる温水洗浄ですが、これがまったく出てこなくなるならまだしも、ONにしたが最後、止まらなくなってしまったら一体どうすればよいのでしょう。
その場から離れてしまえば、前述と同じように床が水浸しの事態に。
ある日突然このように故障してしまうケースもありますが、スイッチの反応が悪かったり、なかなか止まらなくなる、水勢が弱い(強い)など、故障や寿命の兆候は何かしら出ていたはず。
トイレに限らず、水回りは10年がひとつの目安と言われています。
無理して修理して使い続けるよりも、新品に交換したほうが長い目で見れば安上がりなことも。
特に予兆がなくとも、ある程度使用年数が経過したら、プロの目で厳しくチェックしてもらうことが賢い選択といえるでしょう。