トイレリフォーム流れやかかる時間はどれくらい?戸建て住宅で行う場合の費用はいくら?
トイレ
お役立ち
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2021.07.28
最終更新日:2021.07.28
トイレは毎日使用する生活に欠かせない場所です。年月が経つにつれ、トイレが劣化することも当然あります。トイレのリフォームを検討される方も多いものです。
ここでは、トイレをリフォームする際、どのような流れで実施するのかについて、写真付きで解説します。
また、今回ご紹介するのは、都内の戸建てでトイレをTOTOの新型のトイレのリフォームする場合、どれくらい費用がかかるのかもご紹介します。
トイレのリフォームにかかる時間は範囲によって変わります。
平均的には下記の通りです。
リフォームする範囲が広がるほど、当然かかる時間も変わってきます。
内装のリフォームなど、よほど広範囲な工事にならない限りは1日で終わることがほとんどです。
また、かかる時間はトイレの数によっても変わります。戸建てでトイレを1~2つ交換するのと、マンションで全部屋のトイレの交換するのとでは大きく異なります。
トイレのリフォーム費用は、トイレのグレードや工事内容によって異なります。
TOTOの調査によると、3,542件のうち46%が30万~70万円の費用でリフォームを行っています。
次に多いのは、38%が30万円以下、9%が70万~100万円という結果になっています。
引用元:トイレ(ウォシュレット・便器)リフォーム実例の費用相場|TOTO
費用を調べるには、どのようなリフォームを行いたいかを業者に相談し、その内容で見積を出してもらうことが確実です。
無料見積ができる業者は多いので、ぜひ一度ご相談してみると良いでしょう。
トイレの型:RHタイプ
箇所:2か所
費用:66万円
引用元:ラインアップ:RHタイプ・価格|TOTOのトイレ(便器)・ウォシュレット(温水洗浄便座)-『ネオレスト AH/RH/DH』
ここからは実際に業者がどのようにトイレのリフォームを行うか写真付きで解説していきます。
今回は都内の戸建てでトイレをTOTOのRH1という新しいモデルのものに交換した際の流れをもとに、リフォームの流れを解説していきます。
まずはトイレ付近にビニールシートを敷いて養生します。トイレの個室はもちろん、工具を運ぶ廊下なども養生します。
交換作業をしている際、工具や交換した便器から水が垂れることもあるため、しっかりと養生します。
給水管を閉めて取り外します。
その後にホースで便器から水を抜きます。
水抜きが完了したら便器を取り外します。床にネジで止めている場合は、ネジを外した上で取り外します。
また、ウォシュレットがついている場合は、ウォシュレットも取り外します。
便器の下には排水のために必要な排水アダプターが設置されています。これは便器の型によって異なるため、古い排水アダプターは取り外します。
便器を取り付ける前に、排水管の洗浄を行います。
長年使用してきたトイレですと、排水管の中に汚れなどが付着していることで、流れが悪くなっていることもあります。
新しいトイレに交換する前に、排水管を高圧洗浄で掃除します。
実際、特殊なカメラで排水管の中を見ると汚れていることがわかります。
高圧洗浄機のホースを排水管の中に入れ、洗浄を開始します。
上記の写真は高圧洗浄を実施する前と後の排水管内の画像です。
洗浄後の方が明らかに汚れなどがなくなっていることがわかります。
交換する便器に合う型の排水アダプターを設置します。
長年使用していたトイレでは、排水アダプターを取り外しにくいこともあり、ネジを外した上で刃物で床から引き剥す場合もあります。
トイレにはトイレタンクやウォシュレット、便器など様々な部分で水が給水されます。そのため、給水管から分岐金具という部品を用いて、水を分岐させます。
この分岐金具を取り付けます。ここの取り付けが甘いと水漏れが発生したりするため、丁寧に取り付けます。
排水アダプターや分岐金具などの交換が終わったら、新しい便器に交換します。
排水アダプターにしっかりと接続します。
今回リフォームして取り付けたトイレはタンクレスタイプのものです。そのためタンクの取り付けはなく、便器を取り付けた次に便座を取り付けます。
便座の取り付けの後は、電気系統の接続です。便座が温まるのも電源と接続しているからです。
便器と便座を取り付けたら、次にトイレと給水管を接続します。これで水が給水されるようになり、排水が可能です。
給水管や電気系統の接続のため、トイレの横側はむき出し状態でしたが、ここにカバーを取り付けます。カバーの有無はトイレの型によって異なります。
トイレを電気系統に接続して、ウォシュレットのボタンを壁に取り付けます。
こちらもトイレの型によって便座に取り付けるタイプのものや、今回のように壁に取り付けるようなものなど様々です。それによって、ウォシュレットを取り付ける順番も変わる可能性があります。
今回、トイレ2か所の交換作業で4時間半の作業時間でリフォームが完了しました。
トイレの自動開閉、自動点灯、ノズル掃除など多機能なトイレにリフォームすることができました。
これまでトイレリフォームの具体的な流れや費用について解説してきました。
戸建てかマンションか、どのようなトイレの型にするのかなどによって、費用や作業時間は異なりますが、作業の流れは大きく変わりません。
これからトイレのリフォームを行う方や、現在リフォームをご検討されている方は、まずは業者にどのようなトイレにしたいのかを相談してみましょう。