トイレの便器をDIYで交換しよう!やり方や必要な工具について解説!
トイレ
お役立ち
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2021.07.28
最終更新日:2021.07.28
自宅のトイレを新しく交換する場合、業者に依頼する方が多いかと思います。業者への依頼は手間がかからないぶん、数十万円ほどの費用がかかります。自宅のトイレは便器やタンク、必要な工具を揃えればDIYで交換することが可能です。
この記事では、DIYでトイレの便器を交換する方法を紹介します。「自宅トイレを新しくしたいけど、費用を抑えたいから自分で交換したい」という方は必見です。
トイレの便器を交換する前に、便器の種類を把握しておくと、スムーズに作業ができます。便器には、組み合わせ型・タンク一体型・タンクレス型の3種類があります。もっとも一般的なのは、便器・便座・タンクが別々になっている組み合わせ型です。便器の種類によって交換方法は多少異なりますが、基本的な流れは同じです。
またトイレ交換の手順や段取りを間違えないよう、全体の流れを把握しておくことも重要です。なぜなら手順や段取りを間違えると、余計に作業時間や手間がかかるからです。時間がかかるほど体力や集中力も低下し、作業中に便器を壊したり部品をなくしたりする恐れもあります。作業へ入る前に、取り扱い説明書を読んで交換までの流れを把握しておきましょう。
DIYでトイレの便器を交換するときに必要なものは、数多くあります。基本的に通販やホームセンターで手に入るため、作業を行う前に揃えておきましょう。以下で必ず必要なものと、準備しておくと便利なものを紹介します。
一般的に便器本体とトイレタンクはセットになっています。便器本体に付属しているものはメーカーによって異なりますが、主に以下4点です。
そしてトイレタンクには、止水栓やパッキン、トイレレバーなどが付いています。ちなみに便座は、便器本体・トイレタンクとは別売りであることがほとんど。便座もDIYで交換する場合は、別で購入しておきましょう。
トイレを交換するために必要な工具と用途を、以下にまとめました。
ガスバーナーやインパクトドライバーなど自宅にない場合は、お近くのホームセンターなどで購入しましょう。
DIYでトイレの便器を交換する際の手順は、大きく分けて以下の3つです。
トイレの便器交換は、キッチンや浴槽など水まわりエリアの中でも、難易度が高いです。工程を間違えてしまうと、水漏れの原因になることもあります。これからDIYで便器を交換する方法を解説するので、ポイントを押さえましょう。
便器を交換する作業へ入る前に、トイレの止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めずに交換作業を行うと、水漏れの原因になり掃除の手間が増えます。止水栓は時計回りに回すと給水が止まるので、マイナスドライバーで閉めてください。
止水栓を閉めたあとは、トイレタンク内の水を抜いていきます。レバーを約10秒間ひねり、水が出なくなるまで流し続けるとタンク内の水が抜けます。
最後にタンクのふたを開けて、中に水が残っていないか確認してください。タンクの中に水があると、取り外しの際に水漏れする恐れがあるため要注意です。
続いて、給水ポンプとバケツを使って便器内の水を抜きます。給水ポンプ以外に、雑巾を便器内に入れて水を吸わせて抜き取るのも1つの方法です。
ただし、雑巾を使う場合は、吸い込ませた雑巾を絞る作業を複数回行う必要があるため、手間がかかります。地道な作業が苦手な方は、給水ポンプで行うのがおすすめです。
トイレタンク内と便器内の水が抜けた状態で、タンク本体を取り外します。はじめにトイレタンクのふたを外し、給水管と給水ホースの接続部分に付いているナットをレンチで取ります。ホース内に残っている水が漏れないように、タオルを敷いておくと安心です。
次に、トイレタンク本体を取り外していきます。タンクは便器本体と密結ボルトで固定されており、便器の後ろ側に2本あります。レンチを使ってナットを取り外しましょう。トイレタンクは、落とさないように注意しながら移動させてください。
便座の固定金具も両サイドに付いているため、2ヶ所とも外します。便座が取れたら便器本体に付いている固定金具のカバーキャップを外し、ビスを取り外しましょう。
便器によってネジの場合とナットの場合があるため、種類に合わせて工具を選択することが重要です。ビスが外れたら、便器本体を持ち上げて床から外します。便器本体は重さがあるため、気を付けながら移動させてください。取り外した便器はゴミ袋などに入れておくと、傷や汚れが付くことを防げます。
便器を取り外したら、床に設置されている排水ソケットを外します。まず固定ネジを外して、床から飛び出ているパイプをノコギリでカットします。カット後に残ったパイプは接着剤で固定されているため、ガスバーナーで溶かしてから剥がしましょう。
注意点はパイプを加熱しすぎないことです。加熱しすぎるとポリ塩化ビニルの臭いが室内に充満してしまいます。プラスドライバーなどを差し込んで、緩み具合を確認しながら行うとやりやすいです。
古い止水栓を取り外し、新しい止水栓を設置して給水できるようにしていきます。給水自体は、最初から付いていた止水栓でも可能です。しかしトイレを交換する場合は、同時に止水栓も交換しないと、保証が利かなくなる恐れがあります。トイレ本体を交換する際は、必ず止水栓も新しいものに変えましょう。止水栓を新しく交換する流れは、以下の通りです。
新しい止水栓は栓が開いていることがあるため、しっかりと閉めておきます。トイレの止水栓が閉まっていることを確認したら、水道メーターボックスの止水栓を開けましょう。
止水栓を付けたあとは、排水ソケットと固定具を取り付けます。排水ソケットは種類が複数あるため、排水口の大きさに合うものを使用しましょう。固定の方法は、まず排水ソケットに接着剤を付けて排水口にセットします。そして、ノコギリを使ってパイプを6cmほどの高さになるようカットします。高さの誤差はプラスマイナス5mmが許容範囲です。
続いて型紙シートを使って、便器を設置する固定具の位置を決めます。型紙シートを使うと固定具の位置をマーキングできるため、間違える心配は少ないでしょう。固定具の位置が確認できたら、排水ソケットと付属の持ち出しソケットに接着剤を付けて連結します。その後、型紙シートで確認した固定具の取り付け位置に、便器本体の固定具を付けていきます。
排水ソケットと固定具を取り付けたら、便器本体を設置します。固定金具は、便器の裏側・前側の順で取り付けていきます。便器に固定金具を付ける際は、弱めに締めましょう。便器は陶器のため、いきなり強く締めると割れる危険性があるからです。
はじめにインパクトドライバーで8割まで閉めたあと、ドライバーで閉めると陶器割れを予防できます。最後にネジ部分にキャップを付ければ、便器本体の設置は完了です。
新品のトイレタンクは便器本体につなげる前に、組み立てる必要があります。組み立てといっても、タンクのカバーに本体・接続棒・パッキンをはめ込む程度なので、難しくありません。
トイレタンクの組み立てができたら、便器本体と連結させて固定します。連結後はレバーを取り付けて、タンクのふたを閉めます。最後に、便座を取り付ければトイレの便器交換の作業は終了です。止水栓の元栓を開けるとタンクに水が流れるため、設置が完了したら水の流れを確認してください。
スポンサードサーチDIYで自宅トイレの便器を交換する手順は多いため、必ず交換前に手順や段取りを把握しておきましょう。もし、段取りの確認中や作業中に難しいと感じたら、無理に行わず専門の業者に依頼するのがおすすめです。
水まわりのトラブルを解決する水道救急センターでは、トイレの便器を交換するサービスを行っています。水道救急センターに依頼すれば、自分で何もせずとも丁寧に対応してくれます。24時間、365日相談を受け付けているので、まずはお気軽にお問い合わせください。