台所の排水溝の詰まりを自分で直す6つの方法を紹介!
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2018.07.04
最終更新日:2021.05.27
台所の排水溝が詰まる原因は、そのほとんどが油汚れによるものだといわれています。
台所の排水溝が詰まってシンクが使えなくなってしまったという場合でも、油汚れが原因の詰まりであれば自分で直すことも可能です。
この記事では、「油汚れによる詰まり」を自分で直す6つの方法を紹介します。
※フォークやスプーンなどの異物が原因の場合は、こちらの紹介する方法で車かえって詰まりを酷くすることもあります。異物を流した心あたりがある場合は、早めに業者へ依頼したほうがいいでしょう。
>排水溝の詰まりを自分で解消できなかったらプロに相談!詳しくはこちら!
油汚れは酸性なので、アルカリ性の薬剤によって中和され、水に溶けやすくなります。この作用を利用したアイテムが、市販されている排水管詰まり用の薬剤です。スーパーやホームセンターで入手できます。手順は以下の3ステップです。
指定時間が経過したら、水を出しっぱなしにして排水管に溜まった汚れを流しましょう。
最近は、業務用のパイプ洗浄剤に効能が近い製品もホームセンターや通販で購入できるようになりました。手順はどれもほとんど同じです。
ただし、業務用に近い効力を持つ洗浄剤は強いアルカリ性で、少量でも体に付着すると皮膚や粘膜を損傷します。扱う際にはマスク、手袋、メガネでしっかり装備しましょう。
次は、「ラバーカップ」「ローポンプ」といった道具を使って排水管の中に圧力の差を作り出し、油汚れの塊を動かす方法です。
ラバーカップは、通称「すっぽん」などと呼ばれる棒の先端にゴム製のカップがついた道具です。
ローポンプは筒状のピストンの先にラバーカップが付いた道具で、ラバーカップの5倍の圧力差を作ることが可能です。やや高価ですが、常備していて困ることはありません。1までの過程は上記「市販のパイプ洗浄剤を使った方法」と同じです。
1.上記と同様
2.排水管の入り口を露出させた状態でシンクに水を貯め、ラバーカップやローポンプのラバー部分を排水管にしっかり押し当てた状態で、その部分をしっかり水没させます。
3.ラバーカップの中に水や空気が無いように柄を押し込み、一気に引き抜きます。ローポンプの場合はハンドルを何回か動かして圧力差を作ってください。
油汚れの塊が比較的近い場所にあり、固まっていない場合はこれで一気に排水が良くなります。
ワイヤーブラシは、数十センチから数メートルの長さの弾力があるワイヤーの先端に、ブラシがついている排水管清掃用の道具です。トーラーはワイヤーブラシよりも長く、手動もしくは電動でワイヤーを回転させて汚れをかき出します。
1.上記と同様
2.排水管の入り口からワイヤーブラシ、トーラーを差し込み、回転させます。
戸外にある排水桝(はいすいます)※から挿入して操作してもいいでしょう。
※排水桝…主に排水管の合流部に取り付けられる、詰まりを防止するための設備
こちらは、ジェット水流によって排水管の詰まりを解消する方法です。
最近はホームセンターや通販でも販売されています。家の外壁や車の洗浄にも使えるので、購入を検討してみてもいいでしょう。
1.上記と同様
2.高圧洗浄機を蛇口にホースでジョイントし、排水管の入り口から高圧洗浄機の先端を差し込み、運転させます。
戸外の排水桝から挿入して操作してもいいでしょう。
シンク下の収納部分を見ると、蛇腹状のホースが露出していると思います。
この部分は床下の排水管に差し込まれている状態で、シンク下のトラップ部分から簡単に外すことができますが、きちんと養生をしていないと床下が水浸しになる可能性もあります。
アパートやマンションの場合、階下が水漏れになる恐れがあります。十分注意しましょう。
1.シンク下の排水管ジョイント部分を外す。水が溢れるので、バケツや雑巾などで養生を十分に。
2.床下の排水管に挿入されている部分を外し、浴室や屋外などキッチンとは別の場所で洗います。
とにかく安上がりに直したい人向けの方法です。
重曹はアルカリ性で、油汚れに有効です。重曹に少量のクエン酸を混ぜると発泡するので、その作用で油汚れを落とす方法です。
この方法は、排水管の奥にこびりついてしまっている頑固な汚れには効果はありません。
また、直接排水管に重曹を大量に入れてしまうと配管の中で固まってしまい、逆効果なので注意しましょう。
雑巾、ペットボトルを使ったお手軽な方法です。手順はそれぞれ以下のとおりになります。
圧力差を利用した方法ですが、やはりラバーカップほどの効果は見込めません。
スポンサードサーチ異物が原因ではなく油汚れが原因の詰まりであれば、以上の6つの方法を併用して試してみることをおすすめします。
こ業者に頼むよりも安価で、家にあるものですぐに対処できるため非常に便利です。
ただし、異物を流してしまったことが確かなら早めにプロに頼んだほうが得策!
無理に自分で直そうとすると悪化してしまう可能性もあるので、気を付けましょう。