【自分で簡単にできる】台所の排水ホースの交換手順
キッチン
お手入れ
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2018.07.04
最終更新日:2021.05.27
台所の水回りで汚水が漏れてしまうトラブルの原因は、ほとんどが排水ホースの不具合です。台所の水漏れは階下への被害や床の劣化など深刻な問題に発展しかねません。
早々に対応したいトラブルですが、業者に頼まなくても自分で解決こともあります。排水ホースの交換は、自分で簡単にできるDIYのひとつなのです。
今回は、自分で簡単にできる台所の排水ホースの交換手順を紹介します。
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まずは新しい排水ホースを準備します。
古い排水ホースを確認し、同じタイプのものを準備しましょう。
排水ホースは、シンクのサイズや型によって3つのタイプがあります。
シンクに接続する部分がネジ式になっていて、簡単に取り付けられる一般的なタイプです。シンクのサイズに合わせて、46mm、59mmのものがあります。
差し込むことでシンクに接続しているタイプです。広がったラッパ型のような差込口に、30、40などの数字が書いてあります。この記載に沿って、シンクのサイズに合わせて切って調整できます。
ただし、構造上緩みやすく、ホースごと外れてしまう危険も。
二層式のシンクを使っている場合に使われます。長さは1m、1.5m、2mなどのタイプがあり、ケースによって長さを調整して使います。
シンクから排水ホースを取り外すときには、排水トラップの中の水や排水ホース内の水がこぼれます。あらかじめバケツの上で作業するように注意しましょう。
そのほか、排水プレートがネジで固定されている場合はドライバーを用意します。
準備ができたら、いよいよ作業に入ります。
古い排水ホースを外す前に、床下の下水へと通じる塩ビ管につながっている部分を外します。
まずは、収納庫内の床面にある排水プレートを外しましょう。大抵は手で外せますが、ネジで固定されている場合はドライバーで外す必要があります。
塩ビ管から下水の悪臭が入り込むのを防ぐために、排水ホースに防臭キャップ、防臭ゴムが付いているので、これを取り去ります。塩ビ管が露出し、排水ホースは持ち上げるだけで外すことができます。
外した排水ホースの先をバケツに入れた状態で、シンク側の接続部分を外します。その際、水がこぼれても大丈夫なようにバケツの位置に注意しましょう。
ネジ式であれば、反時計回りに回せば簡単に取れます。回すときにホースが回ってバケツから出てしまわないように注意しましょう。
新しい排水ホースを1〜3とは逆の手順で取り付けます。防臭キャップや防臭ゴム、排水プレートの取り付けを忘れないようにしましょう。
ネジ式の排水ホースで、ホースとシンク側のサイズが合わないときはアダプターを使います。
また、新しい排水ホースが若干長めの場合、余ったホースを途中で丸めないように注意してください。丸まった部分に油や熱湯が溜まってしまい、劣化の原因になります。
しっかり接続されて、水漏れがないか確認して終了です。注意すべき点は、最後までバケツをそのままにしておくこと。水を流したときに漏れがあったら大変です。
排水ホースは定期的に交換することをおすすめします。水漏れが発生した後では手遅れです。
排水ホースはビニール製なので、経年で固く劣化して破損しやすくなります。また、尖ったもので穴が空いてしまったり、裂けてしまうことも。
10年以上取り替えていない場合は、すぐに点検してみましょう。
排水ホースの中は、台所の油汚れでいっぱいになっているケースもあります。日頃のメンテナンスを欠かさないとしても、定期的に新品に取り替えれば、排水管が詰まってしまう心配もなくなりますよ。
中だけでなく排水ホースの外側も、ホコリや汚れがたまりがちです。シンク下の収納庫に保存食品や食器類を置く場合も多いので、衛生面を考慮すると10年以上経った排水ホースは取り替えたいところ。
スポンサードサーチ大量に水漏れしている場合はすぐに気がつきますが、少量の水漏れが長期に渡って続いていた場合は発見が遅れてしまうこともあります。
どちらにしても、水漏れは家屋に大きなダメージを与えてしまいます。自分でできるメンテナンスの一環として、排水ホースの定期的なチェックと交換を行いましょう。